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自然災害による太陽光発電・蓄電池の被害と対処法を横浜市の事例で徹底解説!

2025年10月30日 09:43

こんにちは。

神奈川県横浜市の太陽光発電・蓄電池設置業者、スリーボーダーです!!

いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。


ここ数年、全国的に地震や台風、大雨などの自然災害が増えています。横浜市でも台風の直撃や大雨による浸水被害がニュースになることが多くなりました。そのような中で、「太陽光発電や蓄電池は災害で壊れないのか?」「被害にあった場合、どう対応すればいいのか?」といった疑問を持つ方が増えています。

実際に、私たちのもとにも「台風の後に太陽光パネルの一部が飛ばされた」「停電時に蓄電池がうまく動作しなかった」などの相談が多く寄せられています。


この記事では、横浜市における自然災害と太陽光発電・蓄電池の関係をわかりやすく解説します。

具体的には、太陽光や蓄電池が受けやすい被害の種類、被害が起きたときの対処法、パワーコンディショナー(パワコン)を含めた設備全体の災害対策について紹介します。


横浜市や神奈川県で太陽光発電・蓄電池の導入を検討中の方、またはすでに設置済みで災害への備えを強化したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!




太陽光発電と蓄電池が自然災害で受ける主な被害


太陽光発電や蓄電池は屋外に設置されることが多いため、自然災害の影響を受けやすい設備です。

特に横浜市では、台風・地震・大雨の3つが大きなリスク要因です。


・台風による被害:パネルの飛散や架台の破損


太陽光発電設備が受ける自然災害の中で、最も多いのが台風による被害です。

強風によって太陽光パネルが屋根から剥がれ落ちたり、架台が破損するケースがあります。横浜市では、2019年の台風15号の際に強風でパネルが飛散し、近隣住宅のガラスを割る被害も報告されています。

実際に、当社でも台風の翌日に現地確認を行い、屋根の一部が浮き上がっていたケースがありました。施工時にしっかりとした固定がされていれば被害は少なくなりますが、古い施工や簡易的な設置では風速40m/s以上の台風に耐えられないことがあります。





・地震による被害:配線・パワーコンディショナーの損傷


地震が発生すると、太陽光パネルそのものよりも、配線やパワーコンディショナー(パワコン)の部分に被害が及ぶことがあります。

揺れによって配管や配線が引っ張られ、接続不良や断線が起こることがあります。また、壁に設置しているパワコンが落下して破損したケースもありました。

2024年の能登半島地震の際には、太陽光パネル自体の損傷は少なかったものの、接続箱やケーブルのズレが原因で発電が停止するトラブルが多く報告されました。横浜市も地震のリスクがある地域であり、設置時の耐震対策が非常に重要です。


・大雨・浸水による被害:蓄電池の水没リスク


蓄電池は屋外に据え置き型で設置されることが多く、大雨や浸水によって被害を受けるケースがあります。特に、床面から30cm以下に設置されている蓄電池は、浸水で内部がショートし、使用不能になる可能性があります。

2023年の秋には、横浜市内でも局地的な大雨による床下浸水で蓄電池が水没し、交換が必要になった事例がありました。



被害発生時にまず行うべき安全確認と初動対応


自然災害が発生したあと、まず優先すべきは 人命の安全確保 です。

設備を確認する前に、以下の点を必ず守ってください。


・感電や漏電のリスクに注意


太陽光発電システムは災害時でも発電を続けるため、感電の危険があります。パネルが破損していたり、ケーブルが露出している場合は近づかないようにしてください。

停電時でもパワコン内部には電気が残っているため、専門知識がない状態で操作するのは非常に危険です。


・自分で無理に修理しない


太陽光パネルや蓄電池は精密機器です。外見上問題がなくても、内部で故障している場合があります。災害後は、必ず施工業者やメーカーに連絡し、点検・修理を依頼してください。

まずはブレーカーを確認し、パワコンの状態をチェック。

安全が確認できた場合は、住宅のブレーカーやパワコンの表示をチェックします。エラーコードが表示されている場合は、その内容を控えておくと、業者への連絡がスムーズです。

横浜市内では、パワコンの故障が停電時の非常用運転に影響するケースがあるため、平常時から操作方法を把握しておくことが重要です。



自然災害への備えとしてできる太陽光・蓄電池の対策


被害を最小限に抑えるためには、日頃からの備えが欠かせません。


・台風対策:架台とパネルの固定を強化する


横浜市は海からの風を受けやすいため、強風対策は必須です。

架台のボルト締め付け強度を定期的に確認し、屋根の状態が劣化していないかチェックしましょう。特にスレート屋根の場合は、取り付け金具部分からの雨漏り対策も重要です。



・地震対策:配線固定とパワコンの落下防止


パワコンを設置する際は、壁への固定を強化し、落下防止金具を使用します。配線はゆとりを持たせて配置し、揺れによる断線を防ぎます。

新築やリフォームの際には、あらかじめ耐震性能を考慮した設置計画を立てることが有効です。



・浸水対策:蓄電池の設置高さを確保する


蓄電池は床面から30cm以上の高さに設置し、防水仕様の台座を活用することで浸水被害を防げます。

また、排水経路や側溝の状態を日頃から点検しておくことも大切です。




火災・感電を防ぐための停電時運用ポイント


自然災害時の停電では、太陽光と蓄電池が非常用電源として活躍します。

ただし、誤った操作をすると火災や感電につながる恐れがあります。


・停電時はパワコンの「自立運転モード」を正しく設定する

・蓄電池の放電モードを事前に確認しておく

・分電盤の切り替え手順を家族全員で共有する



横浜市では、災害時に数日間停電が続くケースも想定されるため、事前に訓練しておくことが重要です。




まとめ


太陽光発電や蓄電池は、自然災害によって様々な被害を受ける可能性があります。

台風によるパネルの飛散、地震によるパワコンの損傷、大雨による蓄電池の水没など、横浜市でも実際に起こっている被害事例があります。


被害を最小限に抑えるためには、日頃からの点検・対策が不可欠です。災害発生時には安全を最優先にし、専門業者への連絡と適切な初動対応を心がけましょう。


神奈川県横浜市の太陽光発電・蓄電池設置・導入をご検討されている方は、是非この記事を参考にしてください!

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