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太陽光パネルの設置面積と横浜市での導入ポイント

2025年10月23日 13:22

こんにちは。

神奈川県横浜市の太陽光発電・蓄電池設置業者、スリーボーダーです!!

いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。


近年、横浜市でも「太陽光パネルの設置を検討しているけれど、どのくらいの設置面積が必要なのか」「屋根が狭いけれど発電はできるのか」といったご相談を多くいただきます。特に都市部の住宅では屋根の面積に制限があるため、導入前にきちんと設置可能面積を把握することが重要です。


この記事では、太陽光パネルの設置面積を初心者の方にも分かりやすく解説し、横浜市の住宅事情に合わせたポイントをご紹介します。

さらに、補助金制度やFIT(固定価格買取制度)との関わり、実際の事例も交えて詳しくご説明します。

この記事を読むと「自宅の屋根にどれくらいの太陽光パネルを設置できるのか」「発電量や売電収入の見込み」「卒FIT後の賢い活用方法」などが理解できます。太陽光発電の導入を検討中の方はぜひ最後まで読んでみてください!


(太陽光、蓄電池についてはこちら)







■太陽光パネルの設置面積の目安


太陽光パネルの一般的なサイズは、縦約1.7m、横約1mで、1枚あたり約1.6㎡です。

標準的な住宅用パネルは1枚あたり400W前後の出力があります。

例えば、4kWのシステムを導入する場合には、およそ10枚のパネルが必要です。

つまり必要な設置面積は16㎡前後となります。


6kWシステムであれば約24㎡、10kWシステムであれば約40㎡のスペースが必要です。

屋根の方位や角度によって実際に載せられる枚数は異なりますが、概算の目安を持っておくことで導入可否の判断に役立ちます。



■横浜市の住宅事情と設置面積の課題


横浜市は戸建て住宅が多い一方で、敷地面積や屋根面積が限られているケースも少なくありません。

特に、以下のような条件では設置面積が制約を受けやすいです。


・南向きの屋根が狭い住宅

・屋根の一部に影を落とす高い建物や樹木がある住宅

・屋根形状が複雑な住宅


ただし、設置業者の設計次第で工夫できる場合もあります。

例えば、南向きだけでなく東西の屋根も活用することで、限られた面積でも必要容量を確保することが可能です。



■FIT制度と設置面積の関係


FIT(固定価格買取制度)は、太陽光発電で余った電気を電力会社が一定期間・固定価格で買い取る制度です。

設置面積が大きければ大きいほど発電量が増え、売電収入が増加します。


例えば、横浜市で平均的な日射量を考慮した場合:

4kWシステム → 年間発電量 約4,500kWh → 年間売電収入 約55,000円(2025年の売電単価12円で試算)

6kWシステム → 年間発電量 約6,800kWh → 年間売電収入 約81,600円

10kWシステム → 年間発電量 約11,500kWh → 年間売電収入 約138,000円


設置面積を広く確保できればFITによる収益性が高まりますが、逆に屋根面積が狭ければ収益も限定的になります。



■卒FIT後と蓄電池の活用


FITの買い取り期間は住宅用で10年間です。

その後は売電単価が大幅に下がり、電力会社によっては8円程度にしかなりません。

卒FIT後の賢い選択肢として「蓄電池の導入」があります。


蓄電池を活用すれば昼間に発電した電気を夜に使えるため、売電収入が減っても電気代削減効果が継続します。

例えば、横浜市で4人家族のご家庭が6kWシステム+9.8kWh蓄電池を導入した場合:

FIT期間中 → 売電収入+電気代削減で年間約15万円のメリット

卒FIT後 → 蓄電池活用により売電は減るが電気代削減効果で年間約12万円のメリット

設置面積が限られていても、蓄電池を組み合わせれば長期的な投資効果が期待できます。



■補助金制度と設置面積の工夫


横浜市や神奈川県では、太陽光や蓄電池の導入に補助金制度が用意されることがあります。

例えば、太陽光発電システム1kWあたり数万円、蓄電池1kWhあたり数万円が支給されるケースです。

補助金を活用すれば、狭い屋根で大規模な設置ができない場合でも投資回収期間を短縮できます。

「補助金を使って4kWを設置 → 実質的な初期費用は6kWシステム並みに抑えられる」といったメリットもあります。

設置面積が狭いからといって諦める必要はなく、補助金とFITを組み合わせれば十分に導入効果を得られる可能性があります。



■失敗例と成功例のご紹介


失敗例

横浜市内で「屋根が小さいけれどできる限り多く載せたい」と希望された方がいました。

業者が無理に詰め込んで設置した結果、一部のパネルに影がかかり、全体の発電効率が低下してしまいました。

結果的に予想していた売電収入が得られず、投資回収に時間がかかってしまいました。


成功例

一方で、別の横浜市のお客様は、南向きに十分な屋根面積が取れず4kWしか設置できませんでした。

しかし蓄電池を併用し、補助金も活用することで実質的な初期費用を大幅に削減。

FIT期間中は売電収入を得て、卒FIT後は自家消費で電気代を節約し、10年以内に投資を回収することができました。



■設置面積を最大限に活かす工夫


限られた屋根面積を最大限活かすためには、以下の工夫が有効です。


・高効率パネルを採用する(1枚あたり出力400W以上)

・屋根の東西両面を活用する

・蓄電池を組み合わせて発電効率を高める

・パワーコンディショナーを最適に選定し、影によるロスを最小化する


特に、横浜市のように土地や屋根の制約があるエリアでは、効率の高いパネルや全負荷型蓄電池の導入が効果的です。



まとめ


太陽光パネルの設置面積は、一般的に4kWで約16㎡、6kWで約24㎡、10kWで約40㎡が目安です。

横浜市の住宅は屋根面積が限られているケースも多いため、効率の高いパネル選定や設置計画が重要となります。

また、設置面積とFIT制度は密接に関係しており、広い面積を確保できれば売電収入も増えます。


ただし、卒FIT後は蓄電池を活用することで電気代削減効果を維持できます。

さらに、横浜市や神奈川県の補助金を利用すれば、狭い屋根でも投資回収を早めることが可能です。

成功事例からも分かるように、設置面積の制約があっても工夫と制度活用で十分にメリットを得られます。

太陽光発電を検討する際には、ぜひFITや補助金制度もあわせて確認してください。



神奈川県横浜市の太陽光発電・蓄電池設置・導入をご検討されている方は、是非この記事を参考にしてください!

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