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OEMとは

2025年10月07日 08:19

こんにちは。

神奈川県横浜市の太陽光発電・蓄電池設置業者、スリーボーダーです!!

いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。


太陽光発電の導入を検討していると、製品パンフレットや営業資料などで「OEM製品」という言葉を目にすることがあると思います。

「メーカーは〇〇と書いてあるけど、中身は別の会社が作っているの?」「それって信頼していいの?保証はどうなるの?」といった疑問の声は、神奈川県横浜市内でも年々増えています。


この記事では、OEM製品の仕組みから太陽光発電業界における具体的な事例、そして「長州産業・京セラ・パナソニックといった大手メーカーが実はオムロン製の機器を使っている」という業界の実情まで、ユーザーの視点に立ってわかりやすく解説していきます。

「メーカー名だけで選んでしまって失敗した…」という後悔を避けるために、この記事を参考にしていただければ幸いです。

ぜひ最後までお読みください!



目次① OEM製品とは何か?


OEMとは「Original Equipment Manufacturer」の略で、製品の製造を他社に委託し、自社ブランド名で販売する仕組みを指します。

たとえば、あるメーカーが自社で設計・開発せず、別会社に製品を作ってもらい、完成品に自社ロゴをつけて販売する――これがOEMです。

この仕組みは、家電、自動車、パソコンなどの業界ではすでに一般的ですが、実は太陽光発電・蓄電池の分野でも非常に多く採用されています。

消費者としては「A社の製品だと思っていたら、実際はB社が作っていた」ということがよくあるため、

以下の3点を意識する必要があります。

製造元はどの企業なのか

保証の発行元・対応先はどこなのか

修理・交換の際にどこが窓口になるのか

特に10年・15年と長期間使うことになる太陽光システムにおいて、これらの要素を軽視してしまうと、将来的にサポートが受けられずトラブルになるリスクがあります。



目次② 太陽光発電業界でのOEMの実態とは?


神奈川県横浜市でも、多くのご家庭が太陽光発電・蓄電池を導入していますが、実際に設置されている機器の中にはOEM製品が数多く含まれています。

以下に、よく知られたOEMの具体例をいくつかご紹介します。

長州産業の一部蓄電池・ハイブリッドシステムは、内部機器をオムロンが製造

京セラの制御システムや蓄電池のコントローラーも、オムロン製のユニットを採用

パナソニックの旧型モデルでは、制御部や内部基盤がオムロン製だった事例が存在


これらの製品は、表面的には「長州産業」「京セラ」「パナソニック」と記載されていますが、内部構成を確認すると実際の製造元はオムロンであるケースが多いのです。

このような構造は、ユーザーがカタログやWebサイトを見ただけでは見抜くことができません。

製品の裏面に記載された製造ラベルや、保証書の情報、もしくは施工業者が事前にしっかり説明してくれるかどうかが、重要な判断材料になります。



目次③ OEM製品を選ぶメリットと注意点


メリット①:ブランド信頼性とコストのバランスが良い

OEM製品の多くは、知名度のあるブランドが品質管理や保証体制を構築し、実績のあるメーカーが製造するという分業体制です。

つまり、「ブランドの安心感」と「製造元の技術力」が両立している可能性が高く、コストも抑えられているため、消費者にとっては非常に合理的な選択肢となります。

特にオムロンは、医療機器や産業用制御機器で培った高い信頼性と耐久性を誇り、太陽光発電・蓄電池の分野でも長年の実績があります。

こうした企業がOEM供給しているのであれば、安心して導入できると言えるでしょう。


メリット②:設置バリエーションが増える

OEM製品によっては、同じシステムでもデザインや設置条件の選択肢が広がります。

たとえば、オムロン製の制御ユニットをベースにしつつ、A社はスマート家電連携機能を追加、B社は屋外設置型としてラインアップするなど、ニーズに応じた仕様違いが可能になります。


注意点①:サポート・修理時の責任の所在に注意

OEM製品で最も注意すべきなのは、アフターサポートの体制です。

「製造元が別会社である」ため、修理部品の取り寄せや保証対応に時間がかかることも。

過去には、販売元企業がサポート対応できず、結局OEM元(オムロンなど)に直接連絡する事態に発展したケースも報告されています。

OEM製品は、導入前に「誰がどの範囲を保証してくれるのか」を明確に確認する必要があります。


注意点②:保証年数や条件に差がある

たとえば、同じオムロン製の機器を使用していたとしても、販売元A社では「15年保証」、B社では「10年保証」というように、条件が異なることがあります。

保証内容や対応範囲が販売会社によって変わることを理解した上で、どちらが自分にとって安心かを比較することが大切です。


注意点③:見た目は同じでも仕様が異なることも

同じ機器であっても、ブランドごとにファームウェア(内部の制御ソフト)や操作アプリが異なる場合があります。

使い勝手や設定方法が変わることもあるため、導入前に実機の操作性を確認したり、業者からの説明を受けたりすることをおすすめします。



目次④ 「横浜市でOEM製品を選ぶ」ならここに注目!


神奈川県横浜市でOEM製品を導入する際は、以下の3点に注目することをおすすめします。


① 保証書や製品ラベルを確認する

製品の保証書には、「製造元」や「設計元」が明記されていることがあります。

「製造元:オムロン株式会社」「販売元:株式会社長州産業」といった表記があれば、その製品がOEM製品であることがわかります。

説明を省く業者もいるため、自分でチェックする習慣を持つと安心です。


② 実績のある業者に相談する

OEM製品の特徴を理解している施工業者であれば、製造元と販売元の違い、保証の範囲、修理対応の流れなどを事前に丁寧に説明してくれます。

スリーボーダーでは、設置機器に関してすべての保証書・設計書・製造元情報を明示し、「万が一のときの窓口がどこか」をご契約前に必ずご説明しています。


③ メーカー系か商社系かを見極める

OEMには大きく2種類あります。

メーカー系OEM:国内の大手企業が、信頼できるパートナー企業(例:オムロン)に製造委託

商社系OEM:海外製品を輸入し、日本の商社がロゴを貼って販売

この2つでは信頼性に大きな差があります。

部品供給や将来的な修理体制を考えると、メーカー系OEM(オムロンなど)を採用した製品の方が圧倒的に安心です。



目次⑤ 横浜市でのOEM製品導入事例


ここでは、実際にスリーボーダーが施工を担当したお客様の中から、OEM製品に関する導入事例をいくつかご紹介します。


●事例①:長州産業の蓄電池(オムロン製)を導入

【エリア】横浜市戸塚区/戸建住宅/築17年


ご相談内容:「京セラか長州産業で迷っているけど、どちらも中身がオムロン製と聞いて不安です…」

こちらのお客様は、既にオール電化住宅で、夜間電力を活用したいという理由から蓄電池の導入を検討されていました。

当初は京セラを希望されていましたが、製造元がオムロンであること、そして長州産業の方が設置スペースに柔軟だったことから、長州産業(オムロン製コントローラー)のハイブリッド蓄電池をご提案。

ご契約時には、「蓄電池ユニットは長州のロゴだが、中身の制御基盤とファームウェアはオムロンのものである」ことをご説明し、保証もオムロン・長州両社の体制が整っていることを明示しました。

施工後は、見た目やアプリの操作性にも満足いただき、「中身を知った上で選べたことが安心感につながった」と嬉しいお言葉をいただきました。



●事例②:パナソニック製太陽光パネル+オムロン製パワコン

【エリア】横浜市青葉区/新築住宅/ZEH対応住宅


こちらはハウスメーカー経由で太陽光発電システムを設置されたお客様。

建物側はパナソニックの太陽光パネルが標準仕様となっていましたが、パワーコンディショナー(パワコン)はオムロン製のOEM供給品であることが判明。

お客様は「パナソニックだから一社で保証が受けられると思っていた」と戸惑いがありましたが、スリーボーダーで施工確認・保証書の確認を行い、パネルはパナソニック、パワコンはオムロンから別々に保証が出ていることを説明。

その結果、「販売店や工事業者がしっかり製品の構成を教えてくれたおかげで、あとあとも安心」と納得していただけました。



●事例③:商社系OEM製品のトラブル相談から再設置へ

【エリア】横浜市保土ケ谷区/築13年の戸建住宅


以前、別の訪問販売業者から蓄電池を設置したお客様から、「故障しても販売店に連絡がつかない」とご相談がありました。

現地調査を行ったところ、中国製のOEM製品を商社が販売したモデルであり、保証書にも販売元しか記載がなく、製造元情報が不明瞭でした。

修理部品も国内に在庫がないことが判明し、結果的に再設置をご提案。

今度は国内メーカー系OEMとして実績のある京セラ+オムロン製制御ユニットのシステムに切り替え、保証範囲や対応窓口も明確にしてお引渡し。

「最初からスリーボーダーさんにお願いしていればよかった」と感謝のお声をいただいた案件です。

こうした事例からも分かるように、OEM製品=悪いわけではありません。むしろ、正しく選べば価格と品質のバランスが取れた非常に賢い選択肢となります。

大切なのは、“中身が何かを理解した上で選ぶこと”、“説明責任を果たす業者を選ぶこと”、そして“購入後のサポート体制を確認しておくこと”です。信頼できる業者とともに、納得できる製品を選びましょう。




■まとめ


OEM製品は太陽光発電の現場で非常によく使われていますが、その仕組みを理解せずに導入してしまうと、後悔につながる可能性があります。


特に、長州産業・京セラ・パナソニックといった日本の大手メーカーであっても、実際にはオムロン製のシステムをベースにしていることが多くあります。

これ自体は決して悪いことではなく、むしろ「信頼性が高い部品が使われている」という意味でもあります。

ただし、誰が製造していて、どこが保証を出していて、何年サポートが受けられるのか――

こうした情報を正しく把握しておかないと、トラブルが発生した際に対応が遅れたり、保証が効かなくなったりするリスクがあるのです。


OEM製品かどうかを見極め、安心して導入できる製品と業者を選ぶことが、太陽光発電ライフを成功させる第一歩です。

神奈川県横浜市で太陽光発電・蓄電池の導入をご検討中の方は、ぜひスリーボーダーにご相談ください!

製品の選定から設置・アフターサポートまで、透明性のあるご提案をお約束いたします。