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特定負荷、全負荷の違い

2025年10月05日 09:22

こんにちは。

神奈川県横浜市の太陽光発電・蓄電池設置業者、スリーボーダーです!!

いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。


「太陽光発電や蓄電池を導入するとき、特定負荷と全負荷のどちらを選べば良いのか分からない」

このような疑問を抱えて検索された方が多いのではないでしょうか。


本記事では、特定負荷と全負荷の仕組みや違いを分かりやすく解説します。さらに、実際に導入した後にどの程度光熱費が変わるのか、横浜市の一般的な住宅をモデルケースにしたシミュレーションもご紹介します。


この記事を読むことで、


・特定負荷と全負荷の仕組みと違いが分かる


・それぞれのメリット・デメリットを理解できる


・光熱費削減シミュレーションの具体的なイメージがつかめる




太陽光発電や蓄電池の導入を検討中の方にとって、判断材料となる内容をまとめています。

横浜市で太陽光発電・蓄電池の導入を検討されている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!



■特定負荷と全負荷とは?


太陽光発電システムや蓄電池を設置する際に、まず検討しなければならないのが「停電時にどの範囲へ電力を供給するのか」という点です。

ここで選択肢となるのが「特定負荷」と「全負荷」という方式です。


特定負荷

 停電時に使える電気を特定の回路にだけ供給する方式です。

 例えば「リビングの照明と冷蔵庫のコンセント」など、生活に必要最低限の場所だけを選んで電気を流します。


全負荷

 停電時でも家全体に電気を供給できる方式です。

 照明やエアコン、IH調理器、給湯機など、通常とほぼ同じように家全体で電気が使えます。


どちらを選ぶかによって、導入費用や安心感が大きく変わります。



■特定負荷の特徴



メリット


・費用が抑えられる

 全負荷よりも機器や工事がシンプルなため、導入コストを抑えることができます。


・必要最低限を確保できる

 冷蔵庫やスマホ充電、リビング照明など、生活に欠かせない電気を確実に使える安心感があります。


・小規模な蓄電池でも対応可能

 蓄電池の容量が小さくても成立するため、初期費用を軽減できます。


・メーカーにもよるが機器の大きさがスリムなものが多く、場所を取られない



デメリット


・家全体はカバーできない

 エアコンやIHなどの消費電力が大きい機器は対象外となることが多く、不便さを感じる場面があります。

200Vは非対応。


・事前の配線計画が必要

 「どの部屋の電気を停電時に使えるようにするか」を工事前に決める必要があり、設計がやや複雑です。




■全負荷の特徴



メリット


・家全体で電気が使える安心感

 停電時でも通常とほぼ同じ生活ができ、特に真夏や真冬のエアコン使用が可能なのは大きな安心につながります。


・災害時の快適性が高い

 キッチンや浴室の給湯器、電子レンジやIHも利用可能となり、災害時でも普段と近い生活環境を維持できます。


・将来のライフスタイル変化にも対応

 家族が増えたり、在宅ワークが増えたりした場合でも柔軟に対応できるのが全負荷方式です。



デメリット


・導入費用が高くなる

 特定負荷に比べて工事が大掛かりになるため、導入コストは数十万円高くなることが一般的です。


・蓄電池に大きな容量が必要

 家全体をカバーするには、10kWh以上の蓄電池が推奨されるため、初期投資が大きくなります。





■横浜市での導入シミュレーション(光熱費削減)


実際に太陽光発電と蓄電池を導入した場合、どの程度の光熱費削減効果があるのかを試算します。



モデルケース


家族構成:4人家族(夫婦+子供2人)


屋根:横浜市内の戸建て(スレート屋根、南向き)


太陽光発電容量:5kW


蓄電池容量:10kWh


電気代:月平均 15,000円





シミュレーション結果


・太陽光発電のみ導入

 年間で約7万円の電気代削減が見込めます。昼間の電気を自家消費することで、電力会社からの購入量が減るためです。


・太陽光+蓄電池(特定負荷)導入

 夜間に蓄電池から電気を使えるため、年間で約11万円の削減効果が期待できます。

 さらに停電時はリビング・冷蔵庫・照明が使えるため安心感があります。


・太陽光+蓄電池(全負荷)導入

 日常生活の電気購入量を大幅に削減でき、年間で約13万円の節約が見込めます。

 停電時も家全体で電気が使えるため、災害時に家族全員が安心して生活を継続できます。



■実際の利用者の声(体験談風)



事例①:横浜市港北区・O様邸(特定負荷タイプ・4人家族)

O様は共働きのご夫婦と小学生のお子様2人の4人家族。

「もしもの停電時に冷蔵庫とリビング照明、スマホ充電ができれば安心」という考えから、特定負荷タイプの蓄電池を導入されました。


導入前は毎月の電気代が 約16,000円。

太陽光(5.4kW)と蓄電池(9.8kWh)を組み合わせた結果、電気代は 平均で8,500円前後 に下がりました。


O様からは、

「思った以上に節約できています。停電した時も、冷蔵庫と照明が問題なく使えたので不安なく過ごせました。初期費用を抑えつつ安心を得られたので、特定負荷を選んで正解でした。」

と嬉しいお声をいただいています。




事例②:横浜市戸塚区・M様邸(全負荷タイプ・二世帯住宅)

M様は二世帯でお住まいのご家庭。

ご両親が高齢であること、またお子様が小さいことから「停電時でも家全体で電気を使える安心感」を重視され、全負荷タイプの蓄電池を導入されました。


導入前は二世帯のため電気代が 約25,000円。

太陽光(7.2kW)+蓄電池(12kWh)のシステムを導入し、現在は 平均12,000円程度 にまで電気代が下がっています。


M様からは、

「導入して半年後の台風で地域一帯が停電したのですが、我が家は普段通りに冷暖房やお風呂が使えました。

親も子どもも不安にならずに済んだのは本当に助かりました。全負荷にして良かったです。」

とお喜びの声をいただきました。




このように、生活スタイルや家族構成によって「特定負荷」と「全負荷」の選び方は異なります。

どちらにしても、太陽光と蓄電池を組み合わせることで光熱費削減と災害時の安心を両立できる点は大きな魅力です。





■特定負荷と全負荷の選び方のポイント


初期費用を抑えたい → 特定負荷がおすすめ


災害時の快適性を重視 → 全負荷がおすすめ


家族構成や生活スタイルで変わる → 将来を見据えて検討


特に横浜市のように停電リスクが比較的高い都市部では、災害時の安心感を重視して全負荷を選ぶ方も増えています。






まとめ


特定負荷と全負荷は、それぞれにメリットとデメリットがあります。

費用を抑えながら最低限の安心を得たい場合は特定負荷、災害時にも普段通りの生活を維持したい場合は全負荷がおすすめです。

また、太陽光発電と蓄電池を導入することで、年間10万円以上の光熱費削減が期待できることもシミュレーションから分かりました。


神奈川県横浜市の太陽光発電・蓄電池設置・導入をご検討されている方は、是非この記事を参考にしてください!

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