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スレート屋根について

2025年10月04日 13:00

こんにちは。

神奈川県横浜市の太陽光発電・蓄電池設置業者、スリーボーダーです!!

ブログをお読みいただき、ありがとうございます。


「スレート屋根にも太陽光って設置できるの?」「施工後に雨漏りしない?」「家に合った工法を知りたい」――

このような疑問を持つ方が、横浜市をはじめ神奈川県全体で年々増えています。

住宅の屋根材は地域や年代によって様々ですが、特にスレート屋根は日本全国で広く使われている素材のひとつです。


この記事では、スレート屋根の特徴から、太陽光発電を設置する際の注意点、設置工法、施工後のリスク対策、さらにアフターサポートやよくある質問、補助金情報、長期的なメンテナンスの重要性まで、太陽光発電導入前に必ず知っておきたいポイントを余すことなく解説します。

太陽光発電の導入を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!




目次① スレート屋根とは?その特徴を解説


・スレート屋根の基本構造とは


スレート屋根とは、主にセメントと繊維を原料とした薄い板状の屋根材を指します。

見た目はすっきりとした平らな印象で、洋風・和風のどちらの住宅にもなじみやすく、特に1990年代以降に建てられた神奈川県内の住宅で広く使用されています。


厚みは4.5mm〜6.0mm程度で、軽量・施工性の高さ・コストパフォーマンスに優れている一方で、割れやすい・風雨の影響を受けやすい・メンテナンスが必要といった側面もあります。


・横浜市で多く見られるスレート屋根の実例


当社が横浜市内で施工した住宅のうち、およそ6割以上がスレート屋根です。

特に、戸塚区・港南区・栄区の築10〜20年の住宅に多く、「築年数的にも太陽光発電を検討したい」とご相談をいただくことがよくあります。

こうした建物では、既存の屋根材の状態や構造を十分に確認し、適切な工法での設置が重要です。




目次② スレート屋根に太陽光を設置する際の注意点



・スレート屋根は割れやすいため施工技術が重要


スレート屋根は非常に繊細な素材であり、職人の足元の圧力や架台の固定に失敗するとクラック(ひび割れ)や破損を引き起こします。

実際、他社で施工したケースで「設置後1年以内に屋根が割れて雨漏りした」という相談が、横浜市港北区のご家庭から寄せられました。


このため、経験豊富な施工業者を選ぶことが最も重要です。

スレート屋根に特化した取付金具を使用し、穴あけ箇所には必ず防水処理を施す必要があります。


・雨漏りリスクを最小限にするには


スレート屋根に太陽光パネルを設置するには、一般的に金具を屋根材に打ち込んで固定する工法が用いられますが、ここで防水処理を怠ると雨漏りの原因になります。


スリーボーダーでは、横浜市内で施工する際に、以下の2つの防水対策を徹底しています:

①シーリング材をすべてのボルトに多重塗布

②止水パッキン付きの専用金具を使用


さらに、施工中および施工完了後には防水チェックを実施し、長期的な安心をご提供しています。


・メーカーごとに異なる施工マニュアルを守ることが重要


太陽光パネルや架台はメーカーごとに施工マニュアルが異なります。

たとえば、金具の取り付け位置、防水方法、ビスの種類まで細かく指定されています。

このマニュアルに従わない施工は、メーカー保証の対象外となってしまうため、施工業者は必ずマニュアルに沿った工事を行う必要があります。


ところが現実には、施工工程を省略して“早く安く終わらせる”業者が存在するのも事実です。

特に、極端に安い見積もりを提示してくる業者に多く見られます。



・よくある簡略化の施工例:金具取り付け


本来、スレート屋根に金具を取り付ける際の手順は以下のとおりです:

①取り付け位置にマーキングする

②下穴をあける

③粉塵や切り屑などのゴミを除去する

④コーキングを穴に注入する

⑤金具を取り付ける

⑥ビスで固定する

⑦周囲に追加のコーキングで防水処理を行う



下記が参考画像です。



②下穴を開ける↓




④コーキングを穴に注入する↓



⑦周囲に追加のコーキングで防水処理を行う↓




このように1カ所の金具取り付けだけでも7つのステップが必要ですが、実際の現場では「マーキングもせず、いきなり金具をビスで固定するだけ」という雑な工事を見かけたこともあります。


すぐに雨漏りするわけではありませんが、数年後にシーリングが劣化し、雨水が侵入するリスクが高まります。


・メーカー保証を重視すべき理由


中には、自社で10年保証や永年保証を出す場合もあり、「メーカー保証は不要です」と説明する業者もありますが、これは非常にリスキーです。

自社保証はその会社が存続していれば有効ですが、倒産したり連絡が取れなくなった場合には保証が無効化されてしまいます。


一方で、メーカー保証は製造元が工事内容を認めたという証明でもあり、全国規模でサポートが受けられます。

太陽光発電は20年以上使い続ける設備のため、メーカー保証のある施工を選ぶことが安心につながります。


また、太陽光パネルの設置によって屋根の一部が日陰になることで、雨や紫外線による劣化が抑えられるケースもあります。つまり、適切な施工さえ行えば、太陽光発電は屋根の寿命を延ばす効果も期待できるのです。



実際、「マニュアル無視の施工写真を堂々と掲載している業者のサイト」もネット上に存在します。

こうしたページを見かけるたびに、業界の一員として強い危機感を抱いています。


・アスベストを含むスレート屋根にも注意


2004年以前に建てられた住宅のスレート屋根にはアスベストが含まれている可能性があります。

この場合、屋根の加工や切断には特別な安全対策が必要となり、工事費もやや高額になる傾向があります。

事前に住宅の建築年度を確認し、業者に調査を依頼することをおすすめします。




目次③ 横浜市でスレート屋根に太陽光を設置するときの業者選び


・地域の施工実績がある会社を選ぶ


横浜市には多数の太陽光業者がありますが、スレート屋根の施工実績を持つ会社は限られています。

スリーボーダーでは、横浜市内だけで累計1000棟以上のスレート屋根への施工実績があり、屋根材の状態・建物構造・日照条件を加味した提案が可能です。

近隣圏も併せると累計5000棟以上の施工実績があります。


・現地調査をしっかり行ってくれるか


優良な施工業者は、現地調査で屋根材の状態を詳しく確認し、下地の劣化やクラックの有無までチェックします。

「屋根への影響を考えない業者」や「すぐ工事を始めたがる業者」は避けましょう。


・太陽光発電の「業者選び」でよくある失敗例


横浜市青葉区のお客様からは、過去に別業者で設置した太陽光パネルの雨漏り修理をご依頼いただきました。

調査の結果、屋根に開けた穴の防水処理が不十分で、2年目の梅雨に雨漏りが発生していたことがわかりました。


業者に連絡しても「うちは保証外です」との対応だったとのことで、施工写真や報告書も一切渡されていなかったそうです。


こうしたトラブルを避けるには、以下のチェックポイントを押さえておきましょう:

・施工中の写真を残してくれるか

・メーカー保証がしっかりついているか

・価格だけでなく、工事内容やサポートの説明が丁寧か




目次④ アフターサポートについて


太陽光発電は設置して終わりではなく、「その後の点検・メンテナンス」が非常に重要です。

特にスレート屋根の場合、定期的な点検でシーリングの劣化などを早期に発見することができます。


スリーボーダーでは、以下のアフターサポートを提供しています:

・無料点検(発電量チェック、防水確認)

・緊急時の駆け付け対応

・屋根材の経年劣化に合わせた修繕提案



目次⑤ スレート屋根におけるトラブル事例と対処法


・事例① 雨漏りと屋根材のひび割れ


横浜市中区にお住まいのお客様から「設置から3年経過したところで2階天井から水が滴ってきた」とのご連絡がありました。

調査の結果、設置当時に施工された架台のビス周りの防水処理が不十分だったことが判明。シーリングが劣化し、雨水が侵入したことによるものでした。


・事例② パネルが落下しそうになった

横浜市金沢区で設置されたシステムでは、強風の影響でパネルの一部が外れかけているとの通報がありました。

原因は、金具のビスが本来のサイズより短く、下地の構造材にしっかり届いていなかったことでした。


このような事例からも、「施工の丁寧さ」「保証の有無」「設置後の点検」が非常に重要であることが分かります。



目次⑥ 太陽光設置後の発電効率とスレート屋根の関係


太陽光パネルの性能はパネル自体だけでなく、「屋根の状態」によっても大きく左右されます。特にスレート屋根では、以下のような点が発電効率に影響を与えることがあります。


・日射反射とパネル温度の関係

スレート屋根は濃いグレーや黒系の色が多く、太陽光を吸収しやすい傾向があります。そのため、真夏は屋根表面が高温になり、太陽光パネルの表面温度も上昇しやすくなります。実は、パネルは温度が上がりすぎると発電効率が少し低下します。


・屋根勾配と日照角度の最適化

スレート屋根の多くは傾斜があり、太陽光の角度によって発電効率が変化します。パネルを取り付ける角度は10〜30度が理想とされており、スレート屋根はちょうどこの範囲内で設計されているケースが多く、効率的な発電が期待できます。




目次⑦ 屋根材の経年劣化と太陽光発電の関係


スレート屋根は軽量で施工性に優れた素材ですが、年月の経過とともに表面が粉っぽくなったり、細かなヒビが入ることがあります。これを「チョーキング現象」や「ヘアクラック」と呼びます。こうした劣化が進むと、防水性が落ち、太陽光パネルの固定金具まわりから雨水が侵入するリスクも高まります。


特に築15年を超える住宅では、パネル設置前に塗装や補修を検討することで、屋根の寿命と太陽光システムの安定稼働を同時に確保することができます。

スリーボーダーでは、屋根診断の段階でこうした症状を見逃さず、必要に応じて塗装業者との連携による補修提案も行っています。




■まとめ


スレート屋根への太陽光発電の設置は、適切な工法と高い技術力が求められます。

割れやすく、雨漏りリスクがあるスレート屋根だからこそ、施工前の現地調査・防水処理・工法選定・施工マニュアル遵守が非常に重要です。


安さだけで選ばず、信頼できる施工実績と“メーカー保証付きの工事”かどうかを基準に業者を選ぶことを強くおすすめします。


神奈川県横浜市の太陽光発電・蓄電池設置・導入をご検討されている方は、是非この記事を参考にしてください!

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